* 携帯ドラマ「恋する血液型」 *

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第2話

合コンが終わって、店の外で携帯をいじるミサキに
店内から駆け出してきた弘幸が「あ…」と気づき、
少しはにかみながら「ミサキちゃん」と声をかけます。

「あぁ!」とにこやかに答えるミサキに、
弘幸は「時間、大丈夫?そろそろ終電だよね?」と心配します。
そんな弘幸を横目に「なんとかなるよ♪」と、気楽そうなミサキ。
そんなミサキに「そっか」と少し戸惑いながらも、思い出したように
「そうだ!これ…」と、弘幸は財布の中から自分の名刺を差し出します。
その名刺もしゃれたカッコいい物ではなく、
黄色のギザギザ(?)の中に大きく名前が書かれ、
下に小さくアドレスが書かれただけの物。

それを「ありがとう」と受け取るミサキに、
弘幸は少しテレながら「よかったら、また飲みに行きましょう」と誘います。
「うん、いつにする?」と即答するミサキに、弘幸は「え!今!?」と戸惑います。
戸惑う弘幸に不思議そうな顔で、「まずい?」とミサキ。
そんなミサキに弘幸は「い、いや…また連絡するよ。」とにっこり。

ここで弘幸の名刺を見ていたミサキが
「あ、これ携帯のアドレスが書いてないじゃん。」とひと言。
「あぁ…そ、そっか…パソコンのアドレスしか書いてないな…」とオロオロしだす弘幸に
「書いてよ。」とミサキ。
うん、と返事をして弘幸は名刺にアドレスを丁寧に書きます。

そんな弘幸が持つペンを見ながら「かわいいペンだね。」とミサキが言うと、
弘幸は「ホントだね〜」と言いつつ、「どこでもらったんだろ?」と
律儀にペンに書いてある店の名前(?)をたどたどしく読み上げます。
が、全て読み上げる前に「早く書いて?」とミサキに言われ、
「う、うん」とまたアドレスを書き書き…

アドレスを書き終えて、弘幸は両手で「ハイ♪」と名刺を渡し
「ありがとう」と笑顔で受け取るミサキに、
先ほどの"カワイイ"ペンを「あ…これ、いる?」と差し出すと「いらない。」と即答。
気まずそうに笑いながら「…あぁ、そうだよね。」という弘幸に
ミサキは「うん♪」とにっこり。


終始ミサキに押されっぱなしで第2話は終わりました。
戸惑いっぱなしの出合さんが、とにかくカワイかったですっ♪
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