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第10話
弘幸の部屋で、自分の荷物をバッグに詰め込むミサキ。
黙々と作業を続けるミサキを、弘幸はただ見つめる事しかできません。
「…ホントに行っちゃうの?」
弘幸がようやく口を開くと、
「だって…別れようって言ったの弘幸じゃん。」
えぇ!(ll゚Д゚ll)もう、そこまで話が進んでんのっ!?
荷物を全てまとめ立ち上がったミサキを
「あ、ちょっ…」
と弘幸が止めます。
「ひどい事言っちゃって、ごめん…
ミサキが別れるって言うなら、仕方ないと思うよ…今までありがとう」
そう言う弘幸に、
「そうやって、最後までいい人ぶるんだね。」
と呆れたように言うミサキ。
申し訳なさそうな、情けないような顔で、
「ごめんね…でも…でもね…」
と弘幸は続けます、が…
「ミサキ、あの…あのさ…あ…あのね!…あ…」
なかなか言いたい事が言いだません。
痺れを切らしたミサキは、とうとう
「さよなら」
と出て行ってしまいます。
それを呆然と見送るだけの弘幸…
あーあ…
ついに別れてしまいました(T^T)
何度も止めるチャンスはあったのにぃ〜
それができないのがA型なんでしょうか…(-_-、)
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