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第9話
街を歩いているミサキは、偶然見知らぬ女といる弘幸をみかけます。
「何で今日はそんなに冷たいの?こないだ、あんな楽しかったじゃん」
「あれは、仕事中でしょ?」
「じゃ、こないだのって、仕事だったの?」
「仕事!」
こんな会話をしている2人に、ミサキは不審な顔で近づくと、
「お願い!ちょっとだけでいいんだって!」
「うるさい」
弘幸は相手の女性に手を合わせて、何かをお願いしてる様子。
と、弘幸の動きが固まり…2人の前にミサキが現れます。
目を泳がせ、言葉に詰まる弘幸に
相手の女性は「誰?何?」と超いらつきモード。
そんな女性に「彼女です。」とミサキがニッコリ(怖)笑うと
女性は「メンドくさいの嫌いだから、帰るわ。」と、スタスタとその場を後にします。
そこに残された弘幸を睨むミサキ。
弘幸は何も言えません。
「説明して?」とミサキが問うと、弘幸はようやく口を開きます。
「や、その…彼女は友達、っていうか…色々相談に乗ってくれてて」
「どんな相談?」
ミサキの強い口調に、弘幸はまた俯き黙り込んでしまい…
と、次の瞬間。
「ごめんっ」と弘幸は土下座します。
「謝ったら許すと思ってんの?」と怒るミサキに、弘幸から出た言葉は…
「俺、彼女に恋をしてしまったかもしんない…」
はぁーっ!?(〃゜口゜)!?
ここは普通、"もうしません!"とかじゃないの!?
ごめん!!と謝り続ける弘幸に、
「えぇっっ!?ウソでしょ!?」とミサキも驚きます。
(そりゃそうだよ(゜−゜i)
深いため息をついて、首を振るミサキ。
いったい2人はどうなってしまうんでしょう。
なんだか不穏な雰囲気になってきてしまいました。
A型の男性は、悩みを聞いてくれたり、相談に乗ったりしてくれた人に
恋に陥ってしまいがちだそうです。
例えそれが水商売の女性の優しさでも、それを愛情と勘違いしてしまうそうです。
今回の弘幸には、私も「えぇ!?」だったけど。
…でも、ミサキの下でパーカーのフードを被って両手を合わせて
"ごめんなさい"してる弘幸、カワイかったです(*^^*ゞ
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